事務局のひとりごと

キャンナス金沢事務局櫻田です。

他の地域のキャンナスはどうか分かりませんが、

事務局の私はナースではありません。事務局オンリーです。

 

お電話での問い合わせを受けますが、

最近の変わった依頼のお話。

 

包括からの問い合わせでした。

ご高齢の女性、デイサービスを利用されている方。

数年前までワープロでご自分で日記を打っておられたのだそうですが、

ワープロが故障し、修理ができなくなったそう。確かに時代ですからね・・・。

そこからは手書きで日記を付けていたのだそうですが、

PCに挑戦したいけれど、手書きの分をPCで印刷してすっきりしてからにしたいの!

というお話が。

いったいどこに頼めばよいのやら・・・と考えてキャンナスにたどり着いたそうで。

それはそれはお困りな様子でしたので、お引き受けいたしました。

 

今事務局と二人のナースで手分けしてポチポチ打っています。

その量たるや、10年分の日記です。

ご高齢ならではの達筆さや独特の言葉使い・漢字使いを解読して打ち込む作業は

なかなか時間がかかるのですが、

何よりもこの女性の毎日の記録があまりにも器用で、タフで、マメで。

私たち自身のぐーたらさが恥ずかしくなってしまう始末。

見習わなければいけないなと背筋が伸びる私たちです。

 

印刷して修正確認のためにお持ちするのですが、

いつも私たちの訪問を喜んでくれます。

ほんの少ししかお話をする暇はないので残念そうにされますが、

同じ残念な気持ちで私たちも帰途につきます。

 

時間のかかる依頼ではありますが、

その間待ったり、直したり、私たちが尋ねるのを楽しんでくださる

そういう過ごし方をしていただけることは

キャンナス活動のよろこびでもあるなあ、と実感しています。

 

どんなことでもご相談ください。

という例になったでしょうか・・・?