1周年式典②

第2部はパネルディスカッションでした。

パネリストは
「元ちゃん」こと西村元一先生。金沢だけでなく全国で執筆活動や様々なメディア、講演会に出演して
癌とむきあうことを自らの体験から語っていらっしゃいます。
さらには癌患者と家族のための交流の場として、「元ちゃんハウス」を金沢に作られました。

西村先生はいつも穏やかで、理知的に私たちにお話をしてくれる方。
お身体を心配しながらお会いするのに、なぜかいつも私たちが元気をもらってしまうくらい。
たくさんのヒントを私たちに投げかけてくれます。医療とがん患者両方からの立場からのキャンナスを考えてくださいました。

布施安子氏。NPO法人子育て支援さくらっこ理事長。一人で悩みを抱えるお母さんの強い味方。
金沢で21世紀美術館託児ルーム、金沢駅西一時預かりおひさまるーむの運営や子育てサロンの開催などを手掛けています。

布施さんは頼れるお母さん。いつも細やかに目を配りながら、ご自分の道を颯爽と行かれる姿について行きたくなります。キャンナス金沢との連携を上手に考えてくださいます。一緒に金沢市でのイベントに参加することもあり、キャンナス金沢をいつも気遣ってくださいます。病児保育や自宅での見守りなど、さくらっこで出来ない事をキャンナスがカバーしていける事を提案くださいました。

酒井健二氏。NPO法人ふれあい工房たんと理事長。ご自身も車いすの生活の中、障がい者の就労支援に着手し、事業所をオープン。単なる就労支援だけでなくカレーの美味しさも際立っています。

酒井さんはアイデアをいっぱい持って、それを実現に向けていく前向きな方。自分のエネルギーの出す方向をきちんと知っている方だと思います。お話がとても上手で、なおかつ楽しい方です。こちらがどきっとする自虐ネタも持っているユーモアにもあふれた方。

米田洋氏。月刊「幸せのかたち」編集長。お父様の介護がきっかけで、シニア世代向けフリーマガジン、月刊「幸せのかたち」(金沢倶楽部)を創刊。

米田さんは私たちキャンナス金沢の利用者様でもあります。お父様の米寿のお祝いの旅行同行や入院付き添いなどでご利用いただきました。それをご自分の雑誌でご紹介してくださって、影のキャンナス金沢広報人のよう。
真面目なことも、楽しくて面白いことも全部頭の中に入っているので、話の引き出しがたくさんある方なのは、
編集者だから、だけではなくきっとご本人の魅力。

他の二名は、金沢市から健康推進課の課長さんとわれらが代表川野和世。

それぞれが持つコミュニティが繋がり、繋がることで活躍の場が広がっていく。
そうして地域の方々に喜んでもらえることにつながるのだと。
コミュニティビジネスの本質としてキャンナス金沢もその一つとして加わって、繋げよう、と
思える内容でした。